AT/CVT摩耗診断ツール 作業手順

AT/CVT摩耗診断ツールの使い方をステップごとに解説します。
標準作業時間は3~5分です。

手順 1

手順1

ケージの長さに合わせて吸引ホースをミッションに挿入します。

手順 2

手順2

専用オイルテスターのホースに専用フィルターを取り付けます。

手順 3

手順3

吸引ホースと専用フィルターを接続します。

手順 4

手順4

オイルテスターのトリガーを引きます。

手順 5

手順5

トリガーを引ききったらストッパーでロックします。

手順 6

手順6

吸い上げられたオイルが専用フィルターを通過し、オイルテスター内に流入することを確認してください。

手順 7

手順7

オイルの吸い上げが止まるのを待ちます。
(標準時間1~4分 ※油温/外気温による)

手順 8

手順8

20cc以上のオイル(オイルテスターの容量の6割程度)を抜き取ります。

手順 9

手順9

フィルターを取り外し、シリンジ(注射器)でフィルター内に残ったオイルを押し流します。

手順 10

手順10

パーツクリーナーを注ぎ込み、シリンジで押し流します。
手順9~10を2~3回繰り返し、フィルター内のオイルを除去します。

手順 11

手順11

最後にパーツクリーナーをフィルター全体に行き渡らせます。

手順 12

手順12

マニュアルに照らし合わせ、ミッションの摩耗状況を診断します。

CAUTION ~ご注意~

「AT/CVT摩耗診断ツール」は、A/Tトラブルの主原因である「異常摩耗」のチェックを可能にしました。
これまで見極めきれなかった「異常摩耗」は、A/T関連の整備・メンテナンスにおいて非常に重要な判断材料となります。
ただし、A/Tの異常には電磁部品の故障をはじめとする突発的な故障もありますので、本ツールの検査結果はATF交換後のノントラブルを保証するものではありません。
本製品は「コンタミチェックの結果」とSATISによる「A/T分解チェックの結果」を照らし合わせたデータを背景としており、「異常摩耗」を見極めるには十分な精度を備えております。
これまでのご経験や、走行状態・ATF交換歴を含め、本ツールの結果を併せてご活用ください。